クリーニング店を狙うサギが近畿地区を中心に横行し、全国的な広がりを危惧されます。被害者の中には数十万円も被害に遭われた方もいますので注意してください。
資料協力:中央青年部会

■ケース1

 Aが高級スーツ(数十万円)をクリーニング店に持ち込む。もちろん、その際、預かり伝票も渡した。後日、その商品をBという人間が取りに来る。そして、最後にAがクリーニング店を訪れて、「紛失したので弁償しろ」とクリーニング店を脅す。

■ケース2

 AとBが、一緒にクリーニング店を訪れて、高級スーツ(数十万円)を依頼する。後日、Bが取りに来て「この前一緒に来たAの代わりに取りに来た」と話し、クリーニング店側には預かり伝票が無いのに商品を渡してしまう。そして、その後、Aが伝票を持って現れ「Bなんて人間は知らない。あの時はたまたま一緒に店に入ってきただけだろ。弁償しろ」と脅す。

■ケース3

 Aが高級スーツ(数十万円)をクリーニング店に持ち込み、後日、「Aの息子です」というBが取りに来る。Bは住所や電話番号を正確にクリーニング店側に伝え、クリーニング店側は相手が息子であるという安心感もあり、Bにクリーニング品を渡す。その後、Aが伝票を持ってクリーニング店を訪れ、「子供なんかいない。弁償しろと脅す。

サギの闊歩を断固許してはいけません

 取り込みサギは、クリーニング店とお客様の信頼関係につけこみ、その隙間を狙っています。対応策としては、本当に基本的なことになりますが、以下の方法を参考にしてください。


●当たり前の対応策

  • クリーニング品を引き受ける際は、必ず預かり伝票を発行すること。預かり伝票を発行していないお店がいまだにあるようです。
  • 引取りに来た際に、必ず伝票と交換でクリーニング品をお渡しする。もし伝票を持参されていない場合は「こういう事故が多発しているので」ということで、お客様にもご納得いただく。
  • お預かりの際、必ずお客様の連絡先(住所・電話番号)を把握する。

●もう一歩進んで

  • 「伝票をなくした」というお客様が来たら、「もう一度お探しください」とお願いする。それでもなければ身分証明書をご提示いただいた上で、台帳に署名・捺印をいただき、お渡しする。身分証明書の内容を必ず控えておく。
  • 会員化を進めて、お客様の基本情報を把握する。
  • 明らかなサギ目的の人間であると判断できる場合には、近所のクリーニング店の仲間、警察を呼んで、話し合いに立ち会ってもらう。

●サギに遭ってしまった場合

  • クリーニング店も被害者であるので、その人間と一緒に警察に行って被害届けを出す。完全なサギ目的であると、警察に同行するのを拒否する場合がある。お店で騒ぎ出したらまず警察に通報する。
  • 誰がどう考えても、どう見てもサギ目的である人間に対しては、「消費者センターに相談して欲しい。うちは消費者センターのアドバイスにしたがうから」ぐらいの対応が必要かもしれません。サギ目的であれば、消費者センターに相談に行く確立も少ないです。